今年も七夕の時期になりましたね!
七夕といえば五節句の一つで、ねがいごとを書いた短冊や星や提灯などの形に折った折り紙などを笹の葉に結び付けて飾るというのが定番ですよね。
昔から日本では七夕の日に笹の葉を飾ってねがいごとをする風習がありましたが、七夕飾りはいつから飾るのか、それぞれの飾りの意味や片付けの時期はいつだろうと疑問に思った人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、七夕飾りはいつから飾るのか、飾りの意味や片付けの時期について調査しました!
Contents
七夕飾りはいつから飾る?
七夕といえば7月7日ですが、その前から七夕飾りをかざったりしていますよね!
そもそもいつから飾るものなのか、一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。
七夕飾りを飾るのは前日の夜
幼稚園や保育園、学校などでは少し前からかざっていたり、全国各地で開かれる七夕祭りで笹の葉を目にすることも多いので、前日の夜というのは意外ですよね!
ぜっかく折り紙を折ったり短冊を結んだりしているので、できることなら少しでも長くかざっておきたい…と思うのは当然のことです。
また、地域によってはこの限りではなく、東日本では一か月遅れの8月7日が七夕という地域もありますよ。
また、いつまで飾っておくのかについては後の見出しで書いているのでそちらで詳しく説明しますね!
七夕飾りの意味は?
七夕飾りには短冊以外にもさまざまな種類がありますよね!
それぞれのかざりにはどんな意味が込められているのでしょうか?
代表的なかざりをいくつか紹介するので参考にしてくださいね♪
短冊
ねがいごとを書く短冊ですが、赤・青・黄色・白・黒(紫)の5色の短冊をかざると良いとされています。
これは中国の陰陽五行説の「水・木・火・土・金」からきているとされていて、5色それぞれに意味があると言われています♪
- 赤→親や祖先・家族への感謝の気持ち
- 青→徳を積む・人間力向上
- 黄→信頼・人間関係の向上を祈る
- 白→決まりを守る
- 黒(紫)→学力向上
七夕は元々織姫の機織りの技術が向上しますようにとお願いされたことから、何かが欲しいとねがうよりも、習い事や学業など何かの向上を祈願する方が良いといわれていますよ。
そこも踏まえて短冊にねがいを書いておねがいしてみてはいかかでしょうか?
吹き流し
織姫の機織りにちなんで裁縫や芸事の技術向上をねがう意味があります。
吹き流しは織姫の機織りの糸を表していると言われています。
くずかご
くずかごのかざりは、折り紙にハサミで切り込みを入れて、中に他のかざりを作るときに出た切れ端などを入れて作ります。
そのことから物を無駄にしない、整理整頓や倹約をねがう意味が込められています。
巾着・財布
その名の通り、金運上昇をねがう意味が込められています。
お財布は子どもでも折り紙で簡単に作れるのでおすすめです♪
金運なので、金色や黄色で作るとより効果があるかも?
ちょうちん
提灯は暗いところでも優しい光で明るく照らしてくれますよね。
そのことから提灯には優しく明るく未来を照らすという意味が込められています。
かざると表面だけでなく裏面も見えるので、一色の折り紙も良いですが、裏表で色が違う折り紙や柄が入っている折り紙を使うとより素敵なものができますよ!
ぜひ試してみてくださいね♪
輪かざり
輪かざりはカラフルな色で作られていて、七夕かざりの中でも華やかな存在ですよね!
輪をつなげてのりで貼っていくだけなので、子どもや高齢者と一緒に作りやすいですよね。
輪かざりにはその見た目通り、皆のねがいが繋がっていきますようにという思いが込められています。
そんな想いをこめながら長く長く輪をつなげていけたらいいですね♪
網かざり(投網)
こちらもその名の通り、漁師が魚を獲るときに使う投げ網をイメージした飾りです。
豊作・豊漁のねがいが込められています。
くずかこと同じく折り紙にハサミで切れ目を入れて作れるので簡単に作れますよ!
紙衣(かみこ)
紙衣とは、紙や折り紙で着物や人形をかたどったもので、災いを避けたり身代わりになってくれるという厄除けの意味があります。
着物は着るものに困らないようにという意味も込められています。
折り紙で折ると少し難しいので、子どもと作るときは大人が一緒に折ってあげるといいかもしれませんね。
七夕飾りの片付けの時期は?
では七夕飾りはいつ片付けるのかについて見ていきましょう!
結論から言いますと、七夕かざりを片付けるのは七夕(7月7日)当日の夜です。
つまり、たった1日しかかざらないということになります!
せっかく一生懸命短冊やかざりをつけたのに、たった1日で片付けるなんてちょっともったいないですよね。
しかし、これには理由があったんです。
七夕飾りが一夜限りなのはなぜ?
七夕飾りは笹の葉にねがい事を書いた短冊や、さまざまなねがいが込められたかざりが結び付けられていますよね。
一年のうちでこの日だけ織姫と彦星が会えるとされている七夕は、それにちなんで神様に願いごとをするという意味合いがあります。
そして、神様がいるうちに七夕かざりを川や海に流してねがいごとを持って行ってもらうという言い伝えがあるので、かざりを飾ったままだとねがいごとを持って行ってもらえない=ねがいごとが叶わなくなってしまうという考えがあるのです。
このことから七夕かざりはその日のうちに片付けるのが良いとされているのですね。
七夕飾りの片付け方法
家庭で飾る七夕かざりはそんなに大きくないものが多いと思うので、普通にゴミに出してしまいましょう。
もちろんプラスチックなど可燃物以外の物があれば各地域の分別方法に従って捨てましょう!
せっかく作った七夕飾りをゴミに出すのはちょっと気が引ける…という方は、地域によっては神社でお焚きあげしてくれるところもありますので、お住いの地域で探してみてくださいね。
まとめ
今回は七夕飾りはいつから飾るのか、飾りの意味や片付けの時期について紹介してきました!
七夕には昔から人々の願いを神様に届けるという意味合いがあり、令和の現在でも七夕の習慣は日本人の心に深く根付いていますよね。
子どもたちにとっても、短冊にねがいを書いたりかざりつけをしたり、一年に一度の七夕行事は楽しいものだと思います。
七夕飾りをいつから飾るのか、飾りの意味や片付けの時期を知ることで、それぞれのご家庭でも七夕行事がより楽しめること間違いなしです♪
ぜひ今回の記事を参考にして、今年の七夕も楽しんでくださいね!
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